中途採用社員に会社の業務内容を教育する

「新人」という意味では、新卒と同じ

中途採用で人材を確保する際、新卒採用とは違って、"即戦力"を求めることが多いかと思います。確保した人材をいざ教育!というときも、即戦力としての期待値が高いからこそ、新卒になら"1から10の範囲”で教えることを、中途採用新人に対しては"5から10の範囲"で教えてしまいがちです。
しかし、中途採用で確保した人材は、確かに新卒とは違って、ビジネスマナーであったり、仕事の進め方であったり、そもそも仕事とはなんたるかなどを知ってはいても、「この会社で仕事をするのは初めて」という意味では新卒と同じように"新人"なのです。

業種や業務内容が中途採用新人の前職と同様であったとしても、確認の意味を込めて、必ず"1から10の範囲"で教育する必要があります。

教育には、石橋を叩いて渡るような方法を

即戦力を求めて中途採用を行ったからこそ、中途採用新人には一日でも早く即戦力として活躍してほしい!というのが会社の本音でしょう。一日でも早い活躍を願うからこそ、教育は簡単に済ませて、後は実践で覚えていってくれ!という教育方針をとっていたりはしませんか?
実は、時間をかけて丁寧に教育することこそが、中途採用新人が一日でも早く即戦力になる為の教育方法なのです。

中途採用の人材は、仕事の経験があるからこそ、社会人としての基礎は完成しています。ただし、新人教育の中で、彼らの基礎と、会社として求めている基礎に認識のずれがないかを確認することが必要です。認識にずれがある場合、その部分に関しては教育を行います。そして、基礎をきちんと固めてから、肉付けとして業務内容を最初から最後まで丁寧に教育します。
まずは中途採用新人の中にある"基礎"という石橋を、叩いてみるところから始めましょう!

新入社員

  • 基本が重要
  • 新入社員に教える大事な事

中途採用社員

  • 教育方針は、急がば回れ
  • 即戦力にするのは会社の力
  • 中途社員の研修の大切さ

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